「老人力」から10年たって「中古良品」へ
「老人力」が大ベストセラーになってもう10年、作者の赤瀬川源平
さんは、昨年(2007年)「祝!中古良品」というユニークな
題名の本を出版されました。最近、信濃毎日新聞にエッセイを
書かれていますが、おもしろくて老人力と中古良品について書き
たくなりました。
「老人力」という言葉は路上観察学会という、クラブみたいな
趣味の会の中からひょいと出てきた言葉だそうです。その路上
観察学会というのは、遊びの会でぶらぶら歩きながら遊んでいる
みたいです。
年齢を重ねると、ぼけたり物忘れをしたりとだんだん感覚が
アバウトになってきて、まあ言い換えれば人間が丸くなると言えば
ちょっと慰められるような気もします。若いときにはカミソリの
ように鋭かった人も穏やかになって回りの人はホッとするのかも
しれません。
赤瀬川源平さんはご自身のことをもともとぼんやりした性格と
おっしゃっていますが、仲間の方たちも年とともにちょっとぼけて
きたりして、それを遊び心で「老人力」がついてきたと言い換える。
まあ、シャレのようなものだそうです。
最近は老人という言葉に替わって高齢者という言葉が使われる
ようになりましたが、なんだかおもしろみのない言葉ですね。
あたりさわりのない便利な言葉ではありますが。
「ぼけと突っ込み」というくらいだから、ぼけるというのは
一種のおもしろみが出てくるとも言えるし、ぼけが防げないもの
なら、老人力がついてきたねと、ちょっとはずして遊んでみるのも
ありかも。
赤瀬川源平さんの「老人力」については続きを書きます。


